インターンシップを体験して

7月29日から8月4日までの5日間インターンシップを体験させていただきました。
このインターンシップでは自身で設定した土地と建物を設計するというものでした。
初日のエスキスの段階で普段の学校とは違った意見やアドバイスをいただき今までの自分の考え方を多く学ぶことができました。今まで作ったことのない規模の大きさ、設計したことのない図書館というのを考えていくのはとても難易度の高い挑戦でしたが、自分の意見とアドバイスをいただいたところを練っていってコンセプトを決定することができました。0から1を作るということの大変さと面白さを再認識しました。
2日目の作業ではエスキスの完成とBIMで周囲の土地を主に作りました。今まで使ったことのないコマンドや作業の連続に戸惑いましたがアライ設計の方に教えていただいたり、自分で解決したりとBIMの知識を蓄え、午後になるとかなりスムーズに作業することができました。細かい数値まで設定しなければいけないのは難しいですが、それをすることで2Dの図面でも3Dのパースも同時にできとても便利なものだと思いました。
3日目は千葉県にある建設現場で見学をしました。授業で学んできた鉄筋や検査についてのことを実際に自分の目で体験することができ、学校では中々体験できないことをしました。
午後には市川市東山魁夷記念館を見に行きました。窓のつくりや空間のつくり方など学ぶことが多くある建築物でした。階段の窓や休憩スペース、入口の形、展示品の置き方、植栽の配置など数えきれないほどの工夫が凝らされており感動しました。このような形にすることもできるのだなと初めて知る知識ばかりで、実際に自分の目で建物を見学することの大切さを知りました。
4日目はBIMを完成までもっていきました。BIMで実際に形になっていく達成感とエスキスで考えていたものが見え方の違いに翻弄されましたが、何のために図書館をその土地に建てるのかどうしてこの形やレイアウトになったのかを再確認しながら進め、形にすることができました。選んだ敷地が広く、どのように生かすかも重要視して設計しました。Twinmotionを初めて使いましたがとても便利で他の方に説明するときに役立つと思いこれからも使っていきたいです。

最終日は設計した作品の発表をしました。設計主旨やこだわったところを自分なりに伝えることができましたが、アライ設計の皆様からのご意見やご質問は自分では思いつくことのできない内容ばかりで本当に勉強になりました。その土地の周囲の情報はもちろん、名産のものや観光名所、歴史までも調べて制作することでより面白く、素敵な建物ができると分かりました。

このインターンシップで多くのことを知り、設計の大変さと面白さを体験することができました。
これからの学校の課題や就職してからも学んだことを最大限活かして成長していきたいです。
アライ設計の皆様、5日間ありがとうございました。

中央工学校 建築学科 2年

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