今年の研修旅行では、北海道に行ってきました。
【石彩の教会ニドム】 設計者:伊丹潤さん
結婚式が行われる、リゾートホテル併設の教会です。式場前のホールの窓から入る光が放射状に伸びているのが、見た目の上でも「式場の扉」を照らすという意味の上でも美しく感じ、印象的でした。
![石彩の教会ニドム
ニドム リゾート](https://araisekkei.com/wp01/wp-content/uploads/2022/09/88358f7b9c0bc052b8936f460e2b4817-1024x340.png)
【ウポポイ-民族共生象徴空間-】 設計者(国立アイヌ民族博物館):久米設計
アイヌ民族の文化を研究・伝承するために作られた国立施設です。施設内の民族博物館は2階が大きく張り出した形状で、アイヌの倉庫「プ」の形に似ているそうです。
張り出し部分はウポポイ全体が見渡せる展望ロビーになっています。窓を外側に大きく傾斜させると共に照明位置に配慮がなされており、驚くほどクリアに感じました。
![ウポポイ-民族共生象徴空間-
国立アイヌ民族博物館](https://araisekkei.com/wp01/wp-content/uploads/2022/09/893301fd53ac63c2cce197bb9f0b66e1-1024x341.png)
ウポポイの中では、アイヌの古式舞踊において大切な「輪」のかたちをモチーフとした意匠が繰り返し登場します。展示スペースも空間としては四角いのですが、展示の並びは「輪」になっています。プラザ式という展示手法で、中央に主要な情報を集め、外側に広げるようにしてより詳しい個別展示を行っています。
![ウポポイ-民族共生象徴空間-
国立アイヌ民族博物館](https://araisekkei.com/wp01/wp-content/uploads/2022/09/34b1cca8a03c5d74564807c68824e90c-1024x340.png)
【ザ・ウィンザーホテル洞爺】
今回宿泊したホテルです。丘の上に立地しており、洞爺湖を見下ろすレイクビューが楽しめるつくりになっています。ロビーは東西に渡って大きなひとつの空間になっており、両面が大きなガラス張りで天井が大きく吹き抜けています。
広すぎて手持ちのカメラでは1枚に収められなかったのですが、写真左上をおよそ中央として、どちら側にも右上のようなパノラマ空間が広がっているかたちです。室内とは思えない開放感です。
![ザ・ウィンザーホテル洞爺](https://araisekkei.com/wp01/wp-content/uploads/2022/09/6f7e39244d2cfee345d6126c73f57237-1024x683.png)
また、今回の旅行では、山海の自然に囲まれた北海道の豊かな食文化を楽しむこともでき良い思い出となりました。特にレストラン・ギリガンズアイランドではみんなでおいしい料理に舌鼓を打ちつつ楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
![北海道での食事](https://araisekkei.com/wp01/wp-content/uploads/2022/09/7eccf5be5c673e5d8525f0c2faa24d41-1024x455.png)
日本の五分の一の面積を占める北海道ですから、まだまだ見足りない気持ちも残ります。機会があれば、また是非訪れたいです。
文:霜鳥