こんにちは。
アライ設計がある埼玉もやっと桜が開花しました。今日から4月、新年度ですね。
昨日の暖かさが嘘のように今日は少し肌寒く感じ、半袖で過ごせるベトナムの暑さが恋しいです。
2日目のはホテルの朝食ビュッフェからスタートです。
食べるのに夢中過ぎて写真を撮るのを忘れましたが、ホテル5階の朝食会場から見えるサイゴン川と昇り始めたばかりの朝日がとてもきれいでした。月と海じゃなくて太陽と川ですが、マンガ「ハチミツとクローバー」のはぐちゃんと花本先生の会話にでてくる、「卵を落としたおうどん」が思い出されます。私は朝食にフォーをいただきました。
さて、朝食後みんなで集合して、バスで最初の目的地、Premier Officeに向かいます。
設計は、ホーチミンに事務所を構える、Tropical Spaceさんです。
電線の束が少し気になりますが、、、構造体のコンクリートを覆うレンガの壁に、植栽が上手く溶け込んでいます。
日本にも東京駅や世界遺産の富岡製糸場など、レンガを使用した建物はありますが、ちょっと違った雰囲気。
また、エントランス正面の大きな吹抜け空間は、光だけでなく、風も抜けるような設計になっているようです。
次は、FPT大学ホーチミンキャンパスです。
設計は、「ベトナムで最も有名な建築家」と言われる、ヴォ・チョン・ギア氏。
日本の大学、大学院で建築を学んだヴォ・チョン・ギア氏は、竹を使用した建築物や緑化された建築物が特徴です。
2日目の午後に伺ったWind & Water Cafeは、ヴォ・チョン・ギア氏の初期の作品です。
柱の周りには、しなやかな竹だからこそできる、美しい弧を描く装飾が見られました。
水面を眺めながらゆっくり休憩できる空間も、とても良かったです。
夕食後は、ベトナム国内でも最高ランドマーク81の75・76階にあるカフェBlank Lounge Landmarkへ。
ゴージャスすぎるエレベーターホールとカフェから見た夜景。
カフェで頼んだコーヒーには、なぜかプリンが浮かんでいました。
その後、2件目のお店を探しながら、夜の街を少し散歩しました。
歩道にはみ出して客席が並ぶお店と、日本にも導入してほしい、残り時間が数字で表示される信号機。
日本の歌舞伎町以上の盛り上がりを見せる、ブイビエン通り。左右のお店からは爆音のクラブミュージックが流れ、多くの人をかき分けて歩くのがやっとでした。
日本と違い気候がおおらかなベトナムは、気密や断熱性よりも、緑化による遮熱や通風について工夫されている建物が多くみられました。
空調設備が設置されていない建物もありましたが、時折建物内を通り抜ける風がとても気持ちよく感じました。
まだまだ知らないことが多く、日々、勉強の毎日です。
建物見学の訪問先とご調整をいただいいたり、3日間、朝から夜までご案内いただいたGKVのLuan副室長、Quan副社長、Duc室長、本当にありがとうございました。おかげさまでとても有意義に過ごすことが出来ました。
ベトナム研修旅行での体験をこれからの設計に活かしながら、利用する人にとって気持ちの良い環境づくりができるよう、精進していきたいと思います。