インターンシップを終えて

 9/4から9/15までの10日間、インターンシップに参加し、アライ設計の皆様にお世話になりました。

 今回インターンシップにて主に取り組んだのは、アライ設計ビルのオフィス改装案の検討です。
 現状のアライビルから改装後までのBIM入力、Twinmotionへの変換、他にも現場見学、会議出席、改装案のプレゼン等、社員の皆様に見守られながら、様々な貴重な経験をさせて頂きました。

 まず、図面を参照したりコンベックスで実際に測りながら、既存のアライビルのBIM化を行いました。これまでの設計課題でArchiCADを使用したことはありましたが、実際に建っている建物を扱ったことが無かった為、壁厚や窓の位置まど、細かな寸法を意識して作成することは初めてでした。
 作業を進めていく中で、実際の建物とは異なる図面がいくつかあり少し焦りましたが、皆さん気にかけてくださって、多少正確では無いところもありますが、無事図面化3D化することができました。社員の皆さんにアドバイスを頂いたり、一緒に考えてくださったお陰で、地中梁や作り付けの家具に至る細部まで落とし込むことが出来、達成感がありました。
 インターン先のオフィスの改装案ということで、実際に使う立場の方々に、意見を聞きながら、共に議論をしながら、案を作成していきました。
 作業をしているデスクが違えば、意見も全く変わってきて、また、私1人では気づかなかった問題点も浮かびあがりました。実際の声に耳を傾ける大切さや、すぐに意見を伺える楽しさを感じました。
 仮想のクライアントであるこれまでの設計課題とは違った、対人ならではの面白さがあり、より実際の仕事に近いような体験ができたのではと思います。

 実際に作成した案の図面やパースを発表させていただいた際には、皆さんに暖かい反応を頂けて、とても感謝しています。プレゼンにて問題点や具体的な解決策を明確にしたことで、新たな意見とアイデアが生まれ、案をブラッシュアップすることが出来ました。
 まだまだ不十分な案だと思いますが、短期間でパースや動画を作成することが出来、満足です。

Archicad及びTwinmotionで作製した3DCG


 現場見学や昼休憩、仕事終わりに、皆さんと沢山お話する機会に恵まれまして、社員の皆さんの優しい人柄に触れることができました。
 おすすめの建築の話なんかは、実際に見に行った時の写真や、新建築のページまで引っ張って見せて頂いて、友人と話している時のように楽しい時間を過ごしました。
 施工中の建物の内壁の未定部分がどうなったのかを見届けられないことだけが心残りです。
 素敵な建物になることを祈っております。

 この度は、10日間もの間面倒を見て下さりまして、ありがとうございました。勿論勉強になりましたし、楽しい夏の思い出ともなりました。後期からの授業や、研究室の活動に精一杯役立てていきたいと思います。

 貴重なお時間頂きましたこと、重ねてお礼申し上げます。

奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 根本研究室 3回 村田琴音

アライ設計インターンシップ
現場見学の様子

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